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地方公務員の悩みごとを解決します!

地方公務員の悩みごとを解決します!

 日本で唯一の「ビッグファイブを使った地方公務員むけキャリアコンサルタント」がお送りする「幸せのメソッド」

2回目は「地方公務員向けのキャリアコンサルティング」について、ご紹介します。

悩み多き「自治体職員」 

 心の健康(メンタルヘルス)を抱える地方公務員が増えているようです。

総務省は、47都道府県と1741市区町村のすべての地方自治体を対象として、メンタルヘルス(心の健康)の不調に伴う休職職員数や予防策を尋ねる初めての大規模調査に乗り出した。地方自治体では、心の健康を崩して休職する職員が増えており、総務省は調査結果を分析したうえで、今年度中に効果的な対策を取りまとめたい考えだ。

2021.7.18 読売新聞

 総務省はこれから大規模調査に乗り出すようですが、メンタルヘルスの不調を訴える職員が増えていることは、現場でも実際に感じられている方も多いことでしょう。

 実際のデータとして、一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会が令和2年度に行っている調査では、精神および行動の問題で長期病休(疾病等により30日以上休業又は1か月以上の療養)の方は、ここ15年で2.3倍に増えているようです。(調査の対象は地方公務員約79万人:地方公務員全体の約30%)

メンタルヘルス不調の原因は???

 地方公務員がメンタルヘルスに悩む原因は多岐にわたります。

 地方自治体業務の多様化、高度化、迅速化もその一因としてあるでしょう。 

 例えば、地方公務員がこれまで担ってきた「定型的な業務」が「非定型的な業務」にシフトしていることもその原因といえるかもしれません。

 かつて、地方自治体で働く職員と言えば、窓口業務や庶務業務(人事や給与、旅費等庶務的な仕事を各部署において処理する業務)などに携わる職員が多かったのですが、地方行政サービス改革の取組状況等に関する調査等の結果(総務省:平成30年)によれば、全市町村の約20パーセントが窓口業務を民間に委託し、全市町村の約25%が庶務業務をシステムとして集約し各部局の庶務担当者の業務の軽減を図っているとのことです。

 こういった定型的業務が少なくなっていく一方、住民の多様なニーズに応えるための非定型的業務が増加し、そのスキルが追い付いていないため業務上のストレスを抱えるというわけです。

 一方で職場環境も大きな要因といえると思います。

市職員時代に経験したこと

これは、実際に私が市職員時代に経験した話です。

 数年前のこと、私が課長補佐をしていた部署では、国からの交付金や補助金を受けるためにその制度に合致した「計画」を短期間で作らなければならず、一時的に担当課の業務が膨大な量になったことがありました。

 新たな制度なので、どれだけのボリュームでどう進めるのか、まさに走りながら考えて業務を進めたわけですが、その担当職員の4人のうち3人がメンタルヘルスに不調を抱え、長期病休となりました

 彼らは与えられた業務をコツコツとこなす非常に優秀な職員ではありましたが、それこそ「定型的な業務」で力を発揮できる職員であり、新たな制度を設計したり、不測の事態に対応する「非定型的な業務」では自分の能力を発揮することが難しいようでした。

 

 本来はそういった職員の適性に合った人員配置や「非定型的な業務」に対応できるような職員研修を積極的に取り入れるべきでした。

 今となっては言い訳になってしまいますが、多忙な業務に忙殺され、職員の適性や組織の在り方などに気を配る余裕がありませんでした。

市役所を退職して

 そういったもやもやを抱えながら、退職後も、メンタルヘルスの不調を訴える地方公務員のキャリア形成をサポートしたいという思いから「国家資格キャリアコンサルタント」の資格を取得し、メンタルヘルス、カウンセリングの勉強をしてきました。

 地方自治体でも、産業医や精神科医などと連携し、メンタルヘルスの不調解消に取り組んでいるところもありますが、そこにキャリアコンサルタントとして連携できれば、地方公務員お悩み解消のサポートができるのではないか・・・と考えたわけです。

しかし、勉強すればするほど、これまでのカウンセリング技法やコンサルティングでは地方公務員の抱えるメンタルヘルスの不調の解決には至らないのではないか・・・という思いが強くなっていきました。

「ビッグファイブ」で適性を知り、自分の適性が活かせる場所で輝くこと

 そんなときあるきっかけで「ビッグファイブ」と出会うことになりました。

 心理学の研究においても「パーソナリティ診断」は行われてきましたが、たった5つの要素だけで個人の性格がわかってしまうという「ビッグファイブ」を「パーソナリティ研究のルネサンス」とも呼んでいる心理学者もいるくらいとてつもない理論で(ダニエル・ネトル 2009)、心理学のパラダイムシフトともいえるかもしれません。

 私は、衝撃を受けました。

このビッグファイブを使えば、自分の適性がわかると同時に
「自分が一番能力を発揮できる場所」「自分の適性の活かし方」もわかるのではないか・・・と。

 地方自治体の職場でいえば、ファイリングが完璧で、数字にも強く、決められた期限までに与えられた仕事を着実にこなすことができる一方、人付き合いが苦手でフットワークが軽くない職員がいたとします。
その職員が例えば観光やスポーツの「イベント」担当に配属になったらどうでしょう。担当部署においてマイナスなだけでなく本人にとっても不幸なことになるはずです。

 実際の地方自治体の現場では、このような「ミスマッチ」がいたるところで行われています。

 人事担当部署(もしくは組織のトップ)が職員の業務における適性を把握していないのはもちろんのこと、本人が自分の適性がわからない・・・これが職場における悲劇を生んでいる例が少なくないのです。 

「自分の適性を知り、自分が輝ける場所で仕事すること」
それが仮にできない場所であっても、
「自分の適性を把握したうえで自分の個性を活かして仕事すること」

 これが、これからの地方公務員にとって、とても重要なことになると思います。

※上記の例に挙げたような職員は、「誠実性」のパーソナリティが高く、実は最も「地方公務員」に適しているともいえます。このことについては後日詳しくご紹介します。

地方公務員のお悩み解決のサポートをします!

 これまで、地方公務員のメンタルヘルス不調の解決策と言えば、
「組織内の風通しを良くする」とか「パワハラのない職場にする」という『スローガン的な対処法』、

または先に挙げたような「産業医に相談する」「精神科医を紹介する」といった『外部にお任せする対処法』がほとんどです。

 地方議会でも、職員の能力を十分に発揮できるような職場体制の充実を図るための議論が行われていますが、効果的な改善策は見いだせてはいません。

 

 「ビッグファイブ」による適性診断、そして「適性診断」に基づく人員配置はその一つの解決策となりえます。

この「ビッグファイブを使った地方公務員向けのキャリアコンサルティング」を行っているのは、日本全国広しといえどもこの『274Labo』だけです。(たぶん)

(写真はイメージです)

 職場に合わず悩んでいる職員の方、メンタルヘルス不調の職員が多く悩んでいる人事担当の方、ぜひ一度『274Labo』にご相談ください。

 

 地方公務員の業務に精通したキャリアコンサルタントが、あなたの輝けるキャリアライフを一生懸命サポートさせていただきます。

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